お読みいただきありがとうございます。私たちは、地域社会の安全と円滑な交通を支える警備会社です。
交通誘導警備の「見えない」責任
皆さんは、建設現場や駐車場で交通誘導をしている警備員を見て、どんなことを思われるでしょうか。「大変な仕事だな」「夏は暑いだろうな」といった、ねぎらいの言葉をかけていただくことも少なくありません。しかし、私たちが担っている責任の重さについて、深く考えたことはあるでしょうか?
私たちは単に車を止めたり、人を通したりしているだけではありません。私たちは、皆さんの「迷惑」を最小限に抑え、そして何よりも「事故」の可能性を未然に防ぐという、極めて重大な役割を担っています。もし、私たちの誘導が不適切であれば、渋滞が起き、皆さんの貴重な時間が失われるだけでなく、最悪の場合、人身事故や物損事故に繋がることもあります。一度事故が起きれば、関わった全ての人々、企業、そして地域社会全体に、計り知れない影響が及ぶことになります。
「偶然の事故」ではない、その裏にある必然
「事故は起こる時は起こるもの」「たまたま運が悪かっただけ」――もしかしたら、そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、私たちはこの考え方にこそ、大きな警鐘を鳴らしたいのです。
警備業界では、日々、事故を未然に防ぐための努力を重ねています。警備員一人ひとりが、危険を察知し、的確な判断を下し、安全を確保するための訓練を積んでいます。しかし、残念ながら、事故が完全にゼロになることはありません。そして、その背景には、「事故は偶然」という社会全体の認識が深く関係していると私たちは感じています。
安全への投資は、目に見える形で即座に利益を生むものではないかもしれません。そのため、「コスト」として削減されがちな現実があります。しかし、安全への投資を惜しむことは、結果的に社会全体で負うリスクを増大させているのではないでしょうか。
安全は、私たち「全員」で作り上げるもの
私たちは、警備員の社会的地位の向上や、適切な安全管理への理解を深めていただくために、日々努力を続けています。しかし、私たち警備業界だけでこの問題を解決できるわけではありません。
私たちは皆さんに問いかけたいのです。
安全は、本当に「コスト」の問題なのでしょうか?
「偶然」として片付けられる事故の裏に、実は見過ごされている「必然」があるのではないでしょうか?
私たち警備員は、事故の発生を「偶然」として諦めることなく、常に「必然」として捉え、その発生を防ぐために全力を尽くしています。そのためには、私たち警備員自身の資質向上はもちろんのこと、社会全体の安全に対する意識変革が不可欠です。
皆さんの日々の生活の中で、交通誘導警備員を見かけた際には、単に「立っている人」としてではなく、「皆さんの安全を守っている人」として、その役割に少しだけ関心を寄せていただけたら幸いです。
安全な社会は、私たち警備会社と皆さんが、「安全は全員で作り上げるもの」という共通認識を持つことで、初めて実現できると信じています。
このメッセージが、皆さんの安全への意識を深めるきっかけとなることを心から願っています。
記事作成支援:Gemini 2.0 Flash 文責:O.A.E.株式会社
背景文書:
警備員の仕事、特にここでは交通誘導警備としますが、これは、駐車場の多数の車両を出入りさせたり、路上で工事を行ったりする際に発生する、一般人への迷惑や事故の可能性を緩和する義務を肩代わりする業務であるので、迷惑の緩和の失敗、さらには事故の発生には委託者だけの問題ではなく、一般人を巻き込むことが避けられないため、ひとたび発生するとその処理や影響は多岐にわたることになる。つまり、警備員はとても大きな業務上、社会上の責任を背負っており、当然、その責務を果たすための資質と研鑽が求められる。
ところが、問題はそうした資質と研鑽を要求するにもかかわらず、迷惑はともかく、事故の発生を偶然の産物と捉え、発生を未然に防ぐだけの技量を持つ情熱を持たないばかりか、発生の種火でもある苦情に対しても誠実に応じられない警備員の存在が問題になる。
この問題の本質には、警備員の地位の低さがあげられ、その地位の低さがまかり通る理由こそ、事故の発生が偶然の産物だという一般の認識に他ならない。余裕のある組織では安全管理の徹底は己の信用の基盤ともなることが理解されるうえに、その対策を行う余裕もあるが、余裕のない組織では起こるか起こらないかわからないものに、貴重なコストを投じるのを惜しむのは当然の帰結であり、これが安全弁の一つである警備業の社会的地位の低さやコスト(人件費)を低下させることに繋がっている。
警備員が問題を発生させたときに世間が責めるのは、問題を発生させた企業や警備員であるが、実際に責められるべきは、そうした事故が偶然で発生し、その偶然の評価からコストを抑えるのは仕方がないという一般的な理解のことではないかと考えられる。
こうした理解に本来、警備業を営む者こそ到達せねばならないが、営む行為と就業先としての人気のなさからの人材不足は、そうした立派な理念を忘却させ、日々の業務の余裕のなさの中で自転車操業に追われ、事故が発生するまでは公安員会の指導内容をなぞることだけに終始し、事故が発生する予兆に気がついても対応できる余裕はないのである。
この現実を変える方法はただ一つ、事故の発生が偶然ではなく、必然であるという理解に世間一般の考えを巻き込むことである。これは業界、ましてや一企業の為せることではないし、公安委員会の範疇をも超えることである。
しかし、こうした小局からの地道な取り組みなくして、大局への説得力を持たないのも事実である。
安全衛生講習などは数多有れど、どれもコストとのバランスを考えることなく、義務的、慣習的な実施にとどまっている。繰り返しになるが、これは何もそれに関わる人だけではなく、世間一般に未然に防ぐという活動への関心と理解が皆無に近いためだと考えているのである。
安全をコストの管理に任せてよいのか?
偶然として考えることをコスト的な視点で見ていいのか?
事故を起こす人の内面の必然は当然あるし、外面だけで判断し続ける経済の在り方は、同じことが二度と起こらないようにするという本質的なところを、一番離れた「責任転嫁というカード」しか持てなくなっているのではないか。
これは一人一人が考えるべき問題である。
O.A.E. 株式会社
住所:愛知県津島市東柳原町3-17-2
電話番号:0567-69-5391
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